公開かぎ暗号方式

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【公開かぎ暗号方式】public key cryptography

暗号化に先だって、秘密かぎと公開かぎと呼ばれる2つのかぎのペアを作成する。
秘密かぎは送信者のみがもっており、他人に渡す必要はない。
公開かぎは他人が内容を書き換えたりできないような場所(例えば、信頼できる認証センタなど)に保管しておき、必要に応じて公開する。
データを送信する場合には、送信者は送信相手の公開かぎで送信データを暗号化する。受信者は自分の秘密かぎを使用して復号する。
秘密かぎと公開かぎが必ずペアになって暗号化と復号が行われる。
このために、共通かぎ方式に比較すると、かぎの受け渡しが安全、受信者分の復号かぎを準備する必要がないなどの特徴がある。しかし、かぎの長さを最低限、512ビット以上にしなければならない、数値計算によって暗号化や復号を行うために、その処理に時間がかかる、などの問題もある。

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このページは、が2005年10月22日 15:06に書いたブログ記事です。

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